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ルーシー・リー
2007年5月18日(金)〜6月3日(日)

《会期中 火・水休》
《Lucie Rie & Bernard Leach Exhibition》
バーナード・リーチ
      ルーシー・リーとバーナード・リーチ

                            横堀 聡

 ルーシー・リーは故郷ウィーンの工業学校で当時のモダンデザインに触れて育った後、イギリスに移り住んだ。ルーシーの生み出す陶芸はテーマを ”器” として、そのフォルムによって自分に宿るモダンデザインの美意識をどのように表現するかという試行の繰り返しであった。それに対し、リーチの陶芸は《用の美》を標榜した日本の民芸運動に触れる中で育ち、「東洋と西洋の結合」という独自の信念を糧に、伝統的な日常使いの ”器” として作られている。
 ルーシー・リーとバーナード・リーチは共に20世紀のイギリス陶芸を代表する陶芸家として世界中に知られているばかりでなく、深い友情で結ばれていたことは良く知られている。伝統的な時代からモダニズムへと移り変わる時の流れの中で出会い、出身も目指したものも違ったが、二人の作り出した器は生活を彩る ”もの” としての魅力に満ち溢れている・・・それが二人の接点であるかのように。
 今回のギャラリー・セントアイヴスのルーシー・リーとバーナード・リーチを共に並べて展覧する企画は、伝統からモダンデザインの時代へと移り変わる20世紀の工芸史を目の当たりにし、現在では入手困難になりつつある二人の作品に出会う好機なのかも知れない。
                   (益子陶芸美術館 副館長)
BL1 バーナード・リーチ
黒釉扁壺
H 19cm c.1965
出展作品はこちら
LR2 ルーシー・リー
高い高台のマンガン掻き落しと象嵌の鉢
H 11.3cm x D 15.3cm c.1954
出展作品はこちら
LR6 ルーシー・リー
白釉と緑の象嵌花生
H 26.5cm c.1970
(後方は、ブリジット・ドレイクフォードの作品)